上の左の写真は「15」で右の写真は「6」である。
1977年に任天堂初の家庭向けテレビゲームで100万台を売り上げた。元は電卓メーカー「システック」と三菱電機が共同開発していたものであり、システックが倒産したのを受け、三菱電機が任天堂に企画を持ち込み、さらに改良を加えて発売までに至った。内容は主に『ポン』に代表されるテニスまたは卓球ゲームの類である。ケーブルで本体に接続されたコントローラーが二個あり、それぞれのプレーヤーはコントローラーを手に持って操作することもできた。
廉価版の「カラーテレビゲーム6(カラーテレビゲームシックス)」と共に発売。テレビゲーム6では、テレビゲーム15のゲームスイッチ(遊べるゲームの数)を9つも省いてあり、ゲームコントローラーも本体直付けだったため、定価で5000円以上の価格差があった「15」のほうが人気が高かった。これは任天堂の販売戦略によるものとされている。価格は廉価版だった「6」が定価9,800円、「15」の方が15,000円である。
任天堂が1980年より発売した携帯型液晶ゲーム機(電子ゲーム、LSIゲーム)。CMなど一般での呼称は「ゲームウオッチ」である。
売り上げ台数は日本で1,287万個、世界で4,340万個売り上げた。
ゲームソフトは本体内のROMに書き込まれた「1ハード1ソフト」であり、その後のゲーム機のようにカートリッジ交換で様々なソフトを実行することはできない。ゲームをしない間は時計として使え、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来である。後に、アラーム機能も付くようになった。ゲーム&ウオッチの作品は、他ハードにも移植されてる。例えば、大乱闘スマッシュブラザーズの隠しキャラなどで登場させている。
1983年(昭和58年)7月15日に発売された家庭用ゲーム機。略称はNES。世界で6,191万台売り上げた。最高売り上げソフトはスーパーマリオブラザーズで、世界で4,024万本売り上げた。また、2016年(平成28年)に30本のソフトウェアを内蔵し、オリジナルの筐体を小型化したデザインで復刻したニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータが発売された。コントローラII(IIコン、ツーコン)にはマイクロフォンを搭載しており、音声認識機能はないがある一定以上の大きさの音声が入力されているかどうかをソフト側で判別できた。
1989年4月21日に任天堂が発売した携帯型ゲーム機。日本国内での発売当時のメーカー希望小売価格は12,500円(税込)→8000円。略称はGB。また製品コードはDMGで、「Dot Matrix Game」が由来。また、携帯型ゲーム機としては初めて累計販売台数が1億台を突破した。
なお、売り上げ台数は日本3,247万台、世界で1億1,869万台売り上げた。最高売り上げソフトは日本で「ポケットモンスター 赤・緑」822万本、世界で「テトリス」で3,500万本売り上げた。
また、強度も最強でゲームボーイには厳しい耐久テストがあり、頑丈に設計されている。任天堂は、「ゲーム会社にできる唯一の支援」として、湾岸戦争の際にアメリカ軍兵士に暇つぶし用としてゲームボーイを提供した。その後、空爆で倒壊した兵舎から発見されたゲームボーイは、外装がひどく焼けていたが内部には問題はなく、正常に動作したというエピソードがある。このゲームボーイは、その後ニューヨークの任天堂直営店「Nintendo New York」に保管展示されており、触ることは出来ないが、常時『テトリス』のデモ画面が動いている。
日本国内では1990年(平成2年)11月21日に発売された、ファミリーコンピュータの後継機である家庭用ゲーム機。売り上げ台数は世界4,910万台。最高売り上げソフトは日本では、「スーパーマリオカート」で381万本。世界では、「スーパーマリオワールド」で2,061万本。
また、オンラインサービスとしてサテラビュー(左から3番目の写真)とXBANDが存在する。
1996年(平成8年)に発売した家庭用ゲーム機。スーパーファミコンの後継・次世代機種であり、略称は「64(ロクヨン)」、「N64」など。売り上げ台数は、世界で3,293万台。最高売り上げソフトは「スーパーマリオ64」で世界で1,189万本売り上げた。
また、オンラインサービスとして64DD(左から3枚目の写真)が存在する。
1996年(平成8年)7月21日に任天堂が発売した。発売当初の定価は6,800円。1998年2月14日に一度目の値下げで5,800円に、同年11月14日の二度目の値下げで3,800円となった。1998年4月14日には、上位機種としてゲームボーイライト (GAMEBOY LIGHT) が発売している。
開発に際しては徹底的なコスト削減が図られ、価格は初代ゲームボーイよりも安価だった。電池の残量を示すランプも外され(後期型で復活)、通信ポート(外部拡張コネクタ)も「無くせばコスト削減や更なる薄型化ものぞめる」と廃止が検討された。しかしソフト開発者側からの猛反発を受け、妥協案としてコネクタの形状を小型化、コネクタカバーを廃止することで落ち着いた。後に通信機能を生かした『ポケットモンスター』が大ヒットしたが、ゲームボーイポケットの開発に携わっていた出石武宏は「もし無くしていればポケモンの交換も出来なかったわけで。田尻智さんにどうお詫びしたらいいやら」と後年のインタビューで冗談交じりに語っている。
1998年4月14日に任天堂が発売した。希望小売価格は6,800円。ゲームボーイポケットと同じサイズで、画面にバックライトを搭載している。
1998年10月21日に任天堂が発売した。同社のゲームボーイの上位互換機。略称はGBC。
ゲームボーイの上位互換機として開発され、ゲームボーイ用のソフトも動作する。画面が4階調モノクロだったゲームボーイに対し、32,768色中最大56色表示可能になった。ただし、56色まで表示されるのはゲームボーイカラー専用もしくはゲームボーイ&カラー共通として発売されたソフトのみで、以前のソフトは4-10色のカラーが割り当てられる。表示画面として、シャープが開発した反射型カラー液晶「スーパーモバイル液晶」を採用、従来のカラー液晶と比べてバックライトを持たないため省電力化されたほか、屋外での視認性が向上した。また、追加された機能として、モノクロ用ソフトにおける起動時の配色選択と、赤外線通信機能がある。赤外線通信機能はゲームボーイアドバンスに継承されなかった唯一の機能である。
1997年当時、任天堂はゲームボーイの次世代型携帯ゲーム機としていきなりゲームボーイアドバンスを開発するつもりだったが、ソフトメーカーからの「カラーでの携帯機種を」との要求から急遽開発、発売されたものである。本来は、1998年1月21日に発売が予定されていたが、急遽発売予定日が延期された。前年に発生したポケモンショックの影響とみられる。本体の標準色はアメリカ合衆国の市場調査で最も人気のあった色として青紫(パープル)が採用された。この色は、ゲームボーイアドバンスとニンテンドーゲームキューブの標準色として受け継がれる。
オンラインサービスは、モバイルアダプタGB。
日本では2001年3月21日に発売された。略称は「GBA」。ゲームボーイアドバンスで発売された一部のゲームは3DS、Wii Uの配信サービスであるバーチャルコンソールで配信されている。(ただし3DSはアンバサダープログラムのみでの配信になる)
1989年から発売され続けて来たゲームボーイ(GB)シリーズにおいて約12年の時を経て新たに発売された後継機である。専用ソフトの他にゲームボーイやゲームボーイカラー用のソフトを使用することもできた。ただし、一部ソフトにおける不具合はある。特にGAME BOY COLOR時代の赤外線を使ったソフトは使用できない。ゲームボーイアドバンス用のカートリッジは裏面の両側に切り欠きがあり、カートリッジスロット内のスイッチによるカートリッジ識別とCPU切り替えを行っている。なお、この切り欠きとそれに関する機構は、後にニンテンドーDSやゲームボーイミクロのスロットにゲームボーイシリーズのソフトが物理的に入らないようにする為にも用いられた。ゲームボーイシリーズとは高い互換性を持ち、赤外線通信を除くゲームボーイカラーの全ての動作を継承している。
GBA用通信ケーブルの両端には大きさの違う2つのプラグがあり、小さい側のプラグが若い番号のプレイヤーになるという指向性がある。 この指向性は通信プレイにおけるプレイヤーの識別の他、1カートリッジ対戦対応タイトルでは1P側の本体(小さいプラグが接続されている本体)から他の本体へとデータを送ることになるという特徴がある。なお、ケーブルの中間には小さい側のプラグが収まるサイズのコネクタのついたボックスがあり、ここに別のケーブルをつなぐことで最高4人までの通信プレイが可能。
また、オンラインサービスとしてモバイルアダプタGB・モバイルシステムGBが存在する。
日本での発売日は2001年9月14日。米国とカナダでは2001年11月18日に、ヨーロッパでは2002年5月3日に発売された。日本での発売当時のメーカー希望小売価格は25,000円。略称ゲームキューブ、キューブ、GC、NGC。開発コードネームは「ドルフィン」。本体および関連製品の型番にはDOLが付けられている。売り上げ台数は、世界で2,174万台売り上げた。また、最高売り上げソフトは「大乱闘スマッシュブラザーズ」で世界で707万本売り上げた。
互換ハードウェアとしてPanasonic Q(キュー)(直販価格39,800円)があり今では、品薄状態で直販価格以上で取引されている。
また、本体底面のポートを使ってゲームボーイプレーヤーを搭載できゲームボーイのソフトを使用できる。
任天堂が2003年2月14日に発売した携帯型ゲーム機。ゲームボーイアドバンスの上位機種として位置付けられている。GBASPと略記される。
本体を折りたたみ型として携帯性と液晶保護性能を高めた他、液晶がフロントライト付き反射型TFTカラー液晶となり、周囲が暗い所でも画面が見やすくなった。ただし、フロントライトによって画面の色味に若干の影響がある。なお、この折りたたみ式デザインにより2003年度のグッドデザイン賞を受賞している。
電源は内蔵のリチウムイオン二次電池のみとなっている。取扱説明書に交換方法が記載されており、リチウムイオン電池は任天堂公式サイトおよび任天堂から直接、交換部品として購入することができる。約3時間の充電で、通常は10時間、フロントライトを切ると18時間の稼動が可能である。ゲームボーイシリーズとしては乾電池ではなく、初めて充電式の二次電池が採用されたハードである。フロントライトは初期型ゲームボーイアドバンスでは消費電力の問題を解決できず見送られたが、この頃より爆発的な普及を見せ始めた携帯電話の影響で二次電池の性能が飛躍的に向上、カラー画面でフロントライト使用時の消費電力に耐えうるものが登場したため搭載が実現した。このため、シリーズ機の中で重量はもっとも重い。ゲームボーイ/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンスのゲームがプレイ可能。ただし、カートリッジスロットが下方向から挿す形に変更されているため、『コロコロカービィ』等のゲームボーイカラーの傾きセンサー内蔵カートリッジを使用したゲームについては正常なプレイが期待できない。ゲームボーイアドバンス用ソフトで傾きセンサーを使用している『コロコロパズル ハッピィパネッチュ!』では、オプション画面で特定のコマンドを入れる事により対応可。なおこれが販売された後に発売された『ヨッシーの万有引力』はゲーム起動時に本体がどちらであるかを指定、『まわるメイド イン ワリオ』は本体の回転を検知するタイプのセンサーのため完全対応である。
また、カードeリーダー+の使用時は、通信ケーブルはリーダーの通信ポートではなく本体の通信ポートにケーブルを接続する必要がある。なお、この機種以降に同社から発売された携帯型ゲーム機にゲームボーイ・ゲームボーイカラーソフト対応のハードは登場しておらず、2017年現在、ゲームボーイ・ゲームボーイカラーソフトに対応した最後の機種である。ヘッドホン端子が削除された。拡張コネクタは2つに増えており、新設のコネクタに別売りの変換プラグを使用することでヘッドホンを使用することが可能。なお、この端子は付属のACアダプタと兼用である。ゲームボーイアドバンスからある端子も引き続き存在する。ちなみに、ゲームキューブとの通信や無線通信使用時にはGBAケーブルおよびワイヤレスアダプタによりコネクタが隠されてしまうため、ヘッドホンやACアダプタは使用できない。
ゲームボーイアドバンス用ソフトウェアを利用することができる。GBMと略記される。2005年のE3で発表された。日本では『スーパーマリオブラザーズ』の発売からちょうど20周年となる2005年9月13日に発売を開始した。中国では2005年10月1日、アメリカでは2005年10月2日、オーストラリアでは2005年11月3日、ヨーロッパでは2005年11月4日に発売された。
同社のゲームボーイアドバンスを、ボタンのレイアウトをほぼ同一のまま小型、軽量化した物である。筐体の素材にはアルミニウムを採用している。カートリッジスロットはプレイヤーから見て手前側、やや右手側寄りにある。本体前面は取り外し可能なフェイスプレートとなっている。プロセッサなどの内部構造はゲームボーイアドバンスSPと同等と発表されている。ただし、先に発売されたニンテンドーDSと同様に動作するソフトはゲームボーイアドバンス専用ソフトのみで、ゲームボーイ専用カートリッジ・ゲームボーイ&カラー共通カートリッジ・ゲームボーイカラー専用カートリッジは動作しない。間違えて差し込まないように突起を付け、ゲームボーイシリーズのカートリッジを物理的に挿入できないようにしている(差し込んだ際にGBAカートリッジの切り欠き部と噛み合うようになっている。ニンテンドーDSのGBAカートリッジスロットも同様)。なお、SPでは搭載されていなかったヘッドホン端子が標準装備されている。
ゲームボーイミクロの液晶ディスプレイは、ゲームボーイアドバンスSP(以下、SP)のフロントライトから、バックライトに変わったため、旧機種に比べ画面が非常に明るく発色が良くなった。だが本体を小さくし携帯性を高めた分、画面のサイズも小さくなっている。SP以前の機種で使用可能だった周辺機器が全て利用できなくなり、ゲームボーイ用ソフトが遊べなくなったのにもかかわらず、価格はSPや初代ゲームボーイアドバンスより高く、更には同社の次世代型携帯ゲーム機のニンテンドーDSが既に発売されている。そのため、発売後の売上は芳しくなく、週間売上台数はSPをも下回っていた。日本で発売されたゲームボーイミクロのカラーバリエーションの1つには、ファミコンのコントローラを模した「ファミコンカラー」があり、スーパーマリオ20周年のロゴが入っている。また、同時発売ソフトの中に以前ファミコンミニとして発売された『スーパーマリオブラザーズ』の再版があったことから、ゲームボーイミクロはスーパーマリオ発売20周年記念のイベント的な意味合いもあった。ゲームボーイミクロユーザーの中にはその携帯性の高さからPLAY-YAN microと組み合わせ、ゲーム用ではなくiPodのようなデジタルオーディオプレーヤーとして使用する者もいる。
ゲームボーイミクロでゲームボーイシリーズの幕を閉じた。
2004年(平成16年)に任天堂から発売された携帯型ゲーム機。
画面を2つ持つことや、タッチスクリーン・マイクによる音声認識などの操作方法(ユーザインタフェース)、すれちがい通信といった通信機能を持っており、それらを利用した「Touch! Generations」という一連のシリーズを発売した。ゲームボーイアドバンスのCPUに使われているARM7TDMIをサブCPUとして搭載することで、ゲームボーイアドバンス用ソフトとの互換性を実現している。それまでの歴代ゲームボーイシリーズにあったZ80系のプロセッサは搭載しておらず、ゲームボーイ用のソフトが使用できない。そのため、ゲームボーイアドバンスカートリッジスロットの内部には突起があり、ゲームボーイカラー以前のカートリッジを物理的に挿入できない構造になっている(ゲームボーイミクロも同様)。ゲームボーイアドバンスにあった通信コネクタが装備されておらず、ゲームボーイアドバンス用ソフトの通信機能を使うことができない。同様に、ゲームボーイアドバンス用の周辺機器も基本的に使用できない。DSのワイヤレス通信は、ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタとの通信規格が異なり、アドバンス用ソフトのワイヤレスプレイも不可能となる。
また、オンラインサービスとしてニンテンドーWi-Fiコネクションが存在する。
日本で2006年12月2日に発売され前世代ハードウェアのNINTENDO GAMECUBEの互換機能を持つハードである。互換ハードウェアとしてWii Miniが存在する。売り上げ台数は、世界で1億万台を超えた1億163万台を売り上げた。最高売り上げソフトは日本で「New スーパーマリオブラザーズ Wii」で467万本、世界では「Wii Sports」で8,249万本。
また、オンラインサービスとして WiiConnect24・ニンテンドーWi-Fiコネクション・バーチャルコンソール・Wiiウェア・Wiiチャンネルが存在する。
希望小売価格は当初16,800円(税込)だったが、2010年6月19日からオープン価格となった。
基本性能をそのままに、携帯性を高めるよう一回り小型軽量化がなされ、デザインも一新された。発売当初は「ニンテンドーDSの上位機種」として、従来のDSも並行して販売されていたが、DSの爆発的なヒットも手伝い、同様の経緯で発売されたゲームボーイアドバンスとゲームボーイアドバンスSPと同様に、ニンテンドーDSの後継機として生産・普及が進んだ。日本で2006年3月2日に、オーストラリアでは6月1日に、米国では6月11日に、欧州では6月23日に、中国ではiQue DS Liteという名称で6月29日に、韓国では2006年7月20日に大元C&Aによって発売され、2007年1月18日に韓国任天堂によって発売された。
また、オンラインサービスとしてニンテンドーWi-Fiコネクションが存在する。
Nintendo DSiは2008年11月1日に任天堂から発売された携帯型ゲーム機。※左の写真
2009年11月21日に日本国内にて発売されたDSiの大画面モデル「ニンテンドーDSi LL」も紹介する。※右の写真
2008年10月2日、「任天堂カンファレンス2008.秋」にて発表された。同カンファレンスにて社長である岩田聡は、「DSを一家に1台あるものから、1人1台所有するものに変えていく」という目標を掲げ、その目標の達成に近づくためにニンテンドーDSiを開発したと発表した。キャッチフレーズは『自分仕様の「マイDS」へ。』であり、前述の「1人1台所有するもの」の意が込められている。次世代機ではなく、あくまでニンテンドーDSのマイナーチェンジモデルという位置付けになっているが、機能・仕様共に従来のニンテンドーDSと比べて大きく変更されたものとなっている。そのため、ニンテンドーDSi専用のソフトや、DSiと旧DSでは挙動が異なるソフトも存在する。(一例として、DSiに差した時にアイコンがアニメーションするソフトとしないソフトがある。)
また、オンラインサービスとしてニンテンドーWi-Fiコネクションが存在する。
2011年2月26日に日本で発売されたのを皮切りに、世界各国で販売された。既に製造(生産)、販売を終了している。2004年から発売開始されたニンテンドーDSシリーズを後継する携帯ゲーム機である。コンセプトは「持ち歩く、響きあう、毎日が新しい。」。CMなどでは「メガネがいらない3DのDS」というキャッチコピーも用いられている。
3DSカードは、記憶容量が大幅に上がり、発売時点では最大2GBとなっていたが、2011年半ばから4GBのものを採用するメーカーも出てきている。なお、ゲームカードを製造するメーカーは「製造ラインとしては8GBまで対応できる」と本体発売前に語っており、さらなる大容量ROMも将来的には登場すると思われる。形状はDSカードとほぼ同じだが、右上の角に突起がついており、従来のニンテンドーDSシリーズのDSカードスロットには挿入できない形状になっている(なんらかの方法で挿入できた場合も認識されず実行できない)。
互換機能は、ニンテンドーDSシリーズ用ソフト、DSi・DSi LL専用のニンテンドーDSiウェアもそのままプレイできる互換機能を有している。ただしDSi、DSi LLと同様、ゲームボーイアドバンス用ソフトやDS振動カートリッジなどの拡張機器を差し込めるGBAスロットは搭載されていない。
また、オンラインサービスとしてニンテンドーネットワークがある。
2012年より世界各国で発売している家庭用ゲーム機。Wiiを後継するゲーム機である。コンセプトは「集まればWii U。ひとりでも、みんなでWii U。」。日本のCMでは「スーパーなWii」という表現も用いられている。売り上げ台数は、世界で1,356万台。最高売り上げソフトは日本で「Splatoon」で149万本、世界では「マリオカート8」で842万本。前世代ハードウェアWiiの互換を持つ。液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」を搭載し、テレビ/ディスプレイとの2画面で、あるいはコントローラ画面のみでプレイできる。5.1chサラウンドに対応しており、また任天堂のゲーム機としては初めてHD/1080pの映像出力に対応している。発売当初のバリエーションは2種類が存在し、プレミアムセット(内蔵フラッシュメモリー32 GB、スタンド類が付属)と、ベーシックセット(内蔵フラッシュメモリー8GB)となっている。
また、オンラインサービスとしてニンテンドーネットワークがある。
2016年2月27日に日本で発売され2013年10月12日に北米、欧州、豪州で、同年12月7日に韓国で発売された。
2011年に発売されたニンテンドー3DSから裸眼立体視(3D映像)機能と折り畳み機能を削除し、ステレオスピーカーをモノラルにすることで価格を低く抑えた廉価版。ソフトウェアはニンテンドー3DSおよび前世代機ニンテンドーDSのものが使用可能。背面の3Dカメラは残され、3D写真の撮影は可能(ただし、2DSで3D表示させることはできない)。また、スリープは本体下のスリープスイッチを操作する仕様となり、無線通信はHOMEメニューの設定で切り替えできる(3DSにあった側面のスイッチは省略)。性能は3DSと同等であり、Newニンテンドー3DS専用ソフト(『ゼノブレイド』等)はプレイできない。同様にNewニンテンドー3DSに搭載されているCスティック、ZL・ZRボタンは搭載されておらず、2DS向けの拡張スライドパッドの発売の予定もない。また、本体の形状が異なるという理由で『ポケモントレッタラボ for ニンテンドー3DS』は2DSには対応しない。そして、『ワンセグ受信アダプタ DSテレビ』は基部の足が干渉し刺さらない。(脚を物理的に切除すれば使用可能。)
任天堂は当初、日本で2DSを発売する予定はないとしていた。2016年2月27日から、バーチャルコンソールでの初代ポケットモンスター提供開始に合わせて、ポケットモンスターに準じたカラー・バーチャルコンソールにポケモンをインストールする形で期間及び店舗限定で販売された。同年9月1日のNintendo Directにて、通常品として5色が発売されることが発表。同月15日から販売開始した。
2014年(平成26年)10月11日に発売された携帯型ゲーム機。
2014年(平成26年)8月29日の『NINTENDO 3DS Direct 2014.8.29』で発表され、ニンテンドー3DSの上位互換機として同年10月11日に発売された。特徴として、NFCとCスティックとZLボタン、ZRボタンが追加され、周辺機器の拡張スライドパッドの役割を果たすようになった(従来の拡張スライドパッドの使用は出来ない)。また旧型ニンテンドー3DS・ニンテンドー3DS LLよりも、性能が向上した。だが、次世代機ではなく、あくまでニンテンドー3DSのマイナーチェンジモデルという位置付けになっている。3Dブレ防止機能が搭載され本体の内側カメラで顔を認識するセンサーがあり、操作中に本体や顔が大きく動いても(ジャイロセンサーとの組み合わせで)顔の位置を認識して自動調整する。本体設定で更に微調整が可能となった。
2017年3月3日に発売されたハイブリッドゲーム機。任天堂は「既存の“据置型テレビゲーム機”の範疇には入らないゲーム機」としつつも、「携帯型ゲーム機としての利用も出来る据置機」とする。日本でのキャッチコピーは「カタチを変えてどこへでも」「いつでも、どこでも、誰とでも。」(本体パッケージには「play anytime, anywhere, with anyone.」と英語で表現されている)。
売り上げ台数は、日本で774万台、世界で3,227万台。最高売り上げソフトは日本「スプラトゥーン2」で333万台、世界では「マリオカート8デラックス」で1,502万本売り上げた。オンラインサービスとしてNintendo Switch Onlineがある。
2017年7月13日に発売。Newニンテンドー3DS LLから裸眼立体視(3D)機能を削除することで価格を低く抑えた廉価モデル。ソフトウェアはNewニンテンドー3DS、ニンテンドー3DSおよび前世代機ニンテンドーDSのものが使用可能。
裸眼立体視機能の削除以外にも一部変更点がある。
・スピーカー位置の変更。
・ストラップホールの廃止。
・カメラ位置の変更(外側カメラは下画面側に、内側カメラはヒンジ部分に)
・HOMEボタン位置の変更(十字ボタンの右下に)
・3DSカードスロットにカバーがついた。
・バッテリーがユーザーの手では交換不可能になった。そのためmicroSDカードスロットが3DSカードスロットの隣(カバーの内側)に移動。ただし取り外しが容易になっている。パソコンでのmicroSDカードの管理も従来通り使用可能。
・画面の明るさ自動調節機能の廃止
となった。
2019年9月20日に発売。希望小売価格はNintendoSwitchと1万円の差がある。ただし、TV出力と振動、IRカメラが使えないサイズの小さい携帯専用となる。Joy-Conも別売りとなる。
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